修正ブーシネスク方程式による、非線形波浪変形のシミュレーションのプログラムは、 独立法人 港湾空港技術研究所(略称PARI)の平山克也さんと、平石哲也さんが開発し、 平成14年3月にPARIの研究所資料として、レポートが作成されています。 このプログラムの面白さは、刻々の波の様子、平均波高の分布、水の平均流速、 などが、手に取るようにわかることです。 また、このプログラムが全く画期的なことは、 単に回折や反射が再現できるだけでなく、同時に 海底地形を反映し、波が屈折する様子が観察できます。 昨年、平石哲也さんの研究会に招いてもらい、プログラムを 提供していただいたのを機会に、わたしも シミュレーションをやろうと考えていました。 しかし、そのころは、 構造計算のプログラム(照査ソフト)に取組んでおり、シミュレーションに 取りかかれませんでした。 ところが、ことし(平成15年)8月に、再び、PARI(横須賀)で開催された、 国際ワークショップ”Coastal Hazard 2003”に招いていただいたので、それを機会に、 わたしも、シミュレーションに取組んでみました。 (Dr.Hiraishi:right standing) わたしの持っているパソコンは、ウインドウズ2000、ディベロッパースタジオ、 エクセル2000、サイラブ、がインストールされています。 フォートランで書かれたプログラム、bsnsq4_6B.forは、 ディベロッパースタジオで動かすことができます。 海底地形はエクセル2000で作成、 計算結果はサイラブで図化することとしました。 下図をご覧ください。 左から、Vチャンネルの溝に沿って、波が進んで来ます。 防波堤の切れ目(港の入口)から、波が入りますが、 通常の回折図とちがって、波が二股に別れています。 その結果、港の中に500mほど行くと、静穏な領域ができています。 このシミュレーションは、防波堤の切れ目(航路)から 入ってくる波の進行方向をまげて、泊地を静穏にする方法が あることを雄弁に物語っています。
また、水理模型実験での、Vチャンネルの効果は

このようになっています。

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